バスローブは、ホテルやスパなどでよく見かける、入浴前後に羽織るための衣類です。自宅ではあまり使ったことがないという人もいるかもしれませんが、入浴後の水分を吸収したり、体が冷えるのを防いだりするのに役立ちます。
この記事では、バスローブとはどのようなものなのか、基本的な使い方やメリット、ガウンとの違い、素材の特徴などについてわかりやすく解説します。
バスローブとは
バスローブとは、主に入浴やシャワーの前後に着用するローブ状の衣類です。英語では「bathrobe」と表記します。
一般的なバスローブは前開きになっており、腰部分に付属するベルトを結んで着用します。タオルのような吸水性を備えた素材が使われることが多く、入浴後の体に残った水分を吸収しながら過ごせるのが特徴です。
ホテルや温浴施設、スパなどのほか、家庭でも使用されています。
バスローブは何のために着る?
バスローブには、入浴後を快適に過ごすためのいくつかの役割があります。
体の水分を吸収する
吸水性の高いバスローブであれば、入浴後の肌に残った水分を吸収できます。
バスタオルで完全に体を拭いてから着用しなければならないわけではなく、ある程度水分を拭き取ってからバスローブを羽織り、残った水分を吸収させる使い方もできます。
ただし、素材によって吸水性能は異なります。吸水性を重視する場合は、綿のパイル地などが適しています。
入浴後の体が冷えるのを防ぐ
お風呂から出た直後は体が温まっていますが、肌に残った水分が蒸発すると熱が奪われ、体が冷えやすくなります。
バスローブを羽織ることで肌を覆えるため、入浴後に何も着ていない状態よりも体温を保ちやすくなります。
入浴後すぐに服を着なくて済む
入浴後は体温が高く、汗がすぐには引かないことがあります。その状態でパジャマや部屋着を着ると、再び汗をかいて不快に感じる場合があります。
バスローブを羽織ってしばらく過ごし、汗が落ち着いてからパジャマなどに着替えるという使い方ができます。
スキンケアなどをしやすい
入浴後に化粧水や乳液を使ったり、髪を乾かしたりするときにもバスローブは便利です。
タオルを体に巻いた状態ではずれ落ちることがありますが、バスローブなら袖を通して腰のベルトを結べるため、両手を使いやすくなります。
バスローブの基本的な使い方
バスローブの使い方に厳密な決まりはありませんが、一般的には入浴後に次のような流れで使用します。
まず、お風呂やシャワーから出たら、タオルで体の水滴を軽く拭き取ります。特に足元は滑らないよう、しっかり水分を拭き取っておくとよいでしょう。
次にバスローブに袖を通し、前身頃を重ねて腰のベルトを結びます。
そのままスキンケアやドライヤーなどを済ませ、汗や体の水分が落ち着いたら、必要に応じてパジャマや部屋着に着替えます。
バスローブをパジャマ代わりとして使用する人もいますが、厚手で吸水性の高いタイプは就寝時には暑さや重さを感じる場合があります。
バスローブとガウンの違い
バスローブとよく似た衣類に「ガウン」があります。
両者は形状が似ていますが、主な用途に違いがあります。
バスローブは、その名前のとおり入浴前後に使用することを想定したローブです。そのため、吸水性の高い素材が使用されることがあります。
一方、ガウンは室内で衣類やパジャマの上から羽織る衣類などを指すことがあり、防寒やリラックスウェアとして使用されるものもあります。
ただし、「ガウン」や「ローブ」という言葉の使われ方は製品やメーカーによって異なるため、名称だけではなく素材や用途を確認することが大切です。
バスローブに使われる主な素材
バスローブは素材によって着心地や吸水性、乾きやすさなどが異なります。
パイル地
パイル地は、表面にループ状の糸が出ている生地です。一般的なタオルにも広く使われています。
綿を使用したパイル地は吸水性があり、入浴後に使用するバスローブに適しています。
一方、厚手のものは乾燥に時間がかかることがあります。
ワッフル生地
ワッフル生地は、表面に格子状の凹凸がある生地です。
比較的軽量な製品が多く、凹凸によって肌に触れる面積が少なくなるため、さらっとした着心地を得やすいのが特徴です。
ホテルやスパなどでも使用されています。
マイクロファイバー
マイクロファイバーは非常に細い合成繊維を使用した素材です。
吸水性や速乾性を特徴とする製品が多く、洗濯後に乾きやすいというメリットがあります。
ただし、肌触りや吸水性は製品の繊維構造や品質によって異なります。
バスローブを使うメリット
バスローブの大きなメリットは、入浴後の時間を快適に過ごしやすくなることです。
体を覆いながら水分を吸収できるため、バスタオルだけを巻いて過ごすより動きやすくなります。また、入浴後すぐにパジャマを着る必要がないため、汗が引くまでの時間にも便利です。
特に、小さな子どもの着替えを手伝う場合など、自分の着替えを後回しにしなければならない場面でも役立ちます。
バスローブのデメリット
便利なバスローブですが、いくつか注意したい点もあります。
特に厚手のパイル地は水分を含むと重くなりやすく、洗濯後に乾くまで時間がかかることがあります。
また、バスタオルよりもサイズが大きいため、洗濯機や収納スペースを圧迫しやすい点もデメリットです。
毎日のように使用する場合は、吸水性だけでなく、乾きやすさや重量、洗濯のしやすさも考慮して選ぶとよいでしょう。
バスローブを選ぶポイント
バスローブを選ぶ際には、使用目的を明確にすることが重要です。
入浴後の水分をしっかり吸収させたい場合は、吸水性の高いパイル地などが候補になります。一方、軽さや乾きやすさを重視する場合は、薄手のワッフル生地や速乾性を特徴とする素材が使いやすいでしょう。
サイズについては、体を十分に覆えることに加えて、肩や腕を動かしやすいものを選びます。
また、頻繁に洗濯する衣類なので、家庭で洗濯できるか、乾燥機が使用できるかなど、製品の洗濯表示を確認することも大切です。
バスローブは毎回洗濯するべき?
バスローブは入浴後の清潔な体に着ることが多いものの、皮脂や汗、水分などが付着します。
使用後は濡れたまま放置せず、風通しのよい場所で十分に乾燥させることが重要です。
洗濯頻度について一律の決まりはありません。使用状況や素材、製品の取扱表示などに応じて適切に洗濯しましょう。汗を多くかいた場合や汚れが付着した場合は、早めに洗濯するのが衛生的です。
ホテルのバスローブは持ち帰れる?
ホテルの客室に用意されているバスローブは、基本的にホテルの備品として貸し出されているものです。
アメニティとして明確に持ち帰り可能と案内されている場合を除き、持ち帰るべきではありません。
ホテルによっては同じバスローブを販売している場合もあるため、気に入った場合はフロントなどに確認するとよいでしょう。
まとめ
バスローブとは、主に入浴やシャワーの前後に羽織るローブ状の衣類です。吸水性のある素材を使用した製品なら、肌に残った水分を吸収しながら体を覆うことができます。
入浴後すぐにパジャマを着たくないときや、スキンケア、ドライヤーなどを済ませるまでの時間にも便利です。
バスローブにはパイル地やワッフル生地、マイクロファイバーなどさまざまなタイプがあります。吸水性、乾きやすさ、肌触り、重量、洗濯のしやすさなどを比較し、自分の使い方に合ったものを選ぶとよいでしょう。

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