車のナンバーのひらがなにはどんな意味がある?用途記号・使われない文字まで解説

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車のナンバープレートを見ると、「品川 330 さ 12-34」のように、地域名や数字だけでなく「さ」「わ」などのひらがなが記載されています。

このひらがなは単なる識別用の文字ではありません。車が自家用なのか事業用なのか、レンタカーなのかといった用途を区別するために使われています。

この記事では、車のナンバーにあるひらがなの意味を、用途記号の一覧表とともに分かりやすく解説します。

車のナンバーのひらがなは「用途」を表している

日本の自動車のナンバープレートに記載されているひらがなは、主に車の用途を区別するために使用されています。

たとえば一般的な自家用車では「さ」「す」「せ」などが使用され、レンタカーでは「わ」「れ」が使用されます。

そのため、ナンバープレートのひらがなを見ることで、その車がどのような用途の車なのかをある程度判断できます。

車のナンバーに使われる用途記号一覧

一般的な登録自動車の用途記号を整理すると、次のようになります。

用途使用される記号代表的な車両・対象
自家用さ・す・せ・そた・ち・つ・て・とな・に・ぬ・ね・のは・ひ・ふ・ほま・み・む・め・もや・ゆら・り・る・ろ一般的なマイカー、社用車など
事業用あ・い・う・えか・き・く・け・こをタクシー、バス、運送事業のトラックなど
レンタカーわ・れレンタカー
駐留軍人・軍属などよE・H・K・M・T・Yなど日本に駐留する米軍関係者などの一定の車両
使用されないひらがなお・し・へ・ん一般的な用途記号として使用されない

この表は主に登録自動車について整理したものです。軽自動車では、用途記号の割り当てが登録自動車と一部異なります。

「さ」「す」などは一般的な自家用車

街中でよく見かける「さ」「す」「せ」「そ」などは、自家用の登録自動車に使用されるひらがなです。

たとえば、

「多摩 330 さ 12-34」

というナンバープレートであれば、「さ」の部分から自家用として登録されている車であることが分かります。

自家用車には多くのひらがなが割り当てられていますが、「さ」と「す」で車の用途が違うという意味ではありません。

どちらも自家用車に使用される用途記号です。

また、「自家用」という言葉から個人所有のマイカーだけをイメージしがちですが、企業などが自社の業務のために所有・使用する車両も、運送事業などの事業用自動車に該当しなければ自家用として登録されます。

「あ」「い」「う」などは事業用車

「あ」「い」「う」「え」などの一部のひらがなは、事業用の登録自動車に使用されます。

事業用自動車とは、旅客や貨物を有償で運送する事業などに使用される車両です。

代表的なものには、タクシー、路線バス、観光バス、運送事業に使用されるトラックなどがあります。

一般的な登録自動車の場合、ナンバープレートの色でも自家用と事業用を区別できます。

用途基本的なナンバープレートの色
自家用白地に緑文字
事業用緑地に白文字

そのため、ひらがなだけでなくナンバープレートの色からも用途を判断できます。

「わ」「れ」はレンタカー

車のナンバーで特によく知られているのが「わ」です。

レンタカーには「わ」または「れ」が使用されます。

そのため、観光地や空港、主要駅の周辺などでは「わ」の付いたナンバーを見かける機会が多くあります。

「わナンバー」という言葉がレンタカーを意味する表現として使われることもありますが、レンタカーに使用される文字は「わ」だけではありません。「れ」もレンタカーに使用される用途記号です。

「よ」やアルファベットのナンバーもある

通常の自家用車や事業用車とは別に、日本に駐留する米軍関係者などが使用する一定の車両では、一般的なナンバーとは異なる文字が使用される場合があります。

代表的なものとして「よ」のほか、「E」「H」「K」「M」「T」「Y」などのアルファベットがあります。

街中で「Y」などが記載されたナンバープレートを見かけることがありますが、これは一般的な自家用車に使われるひらがなの用途記号とは異なる区分です。

車のナンバーに使われないひらがな

ナンバープレートには、すべてのひらがなが使用されているわけではありません。

一般的な用途記号として使用されない代表的なひらがなは、次の4文字です。

ひらがな使用されない主な理由
「あ」と字形が似ていて誤認する可能性があるため
「死」を連想させるため
「屁」を連想させるため
単独で発音しにくく、識別しにくいため

このため、通常のナンバープレートで「お」「し」「へ」「ん」が用途記号として使われることはありません。

ナンバープレートの各部分にはそれぞれ意味がある

ひらがなだけでなく、ナンバープレートに記載されている地域名や数字にもそれぞれ役割があります。

たとえば、

「多摩 330 さ 12-34」

というナンバーを例にすると、次のように分けられます。

表示例名称・役割
多摩車両を登録する地域を表す地域名表示
330自動車の種別などを区分する分類番号
自家用などの用途を区別する文字
12-34車両を識別する一連指定番号

つまり、ナンバープレートに記載された文字や数字には、それぞれ異なる意味があります。

「3ナンバー」「5ナンバー」とひらがなの違い

自動車について「3ナンバー」「5ナンバー」という言葉を聞くことがあります。

これは、ひらがなの部分ではなく「分類番号」に由来する呼び方です。

一般的な乗用車では、分類番号の上1桁が「3」のものは普通乗用自動車、「5」または「7」のものは小型乗用自動車に分類されます。

一方、「さ」「す」「わ」などの文字は、車の用途を区別するために使用されます。

整理すると、次のような違いがあります。

ナンバーの部分主な意味
地域名登録地域
3・5などから始まる分類番号自動車の種別など
さ・わなどの文字自家用・事業用・レンタカーなどの用途
12-34などの数字車両を識別する一連指定番号

「3ナンバーだから自家用」「5ナンバーだから事業用」という意味ではありません。分類番号と用途記号は、それぞれ異なる情報を示しています。

希望ナンバーでひらがなは選べる?

希望ナンバー制度を利用すると、一連指定番号について希望する番号を申し込むことができます。

たとえば、

「・・・1」

「11-22」

「25-25」

などの数字を希望できます。

一方、「さ」「す」「わ」などの用途を示す文字を、好きなひらがなから自由に選ぶことはできません。

そのため、希望ナンバーを利用した場合でも、基本的に自分で指定するのは一連指定番号の部分です。

軽自動車のひらがなは登録自動車と一部異なる

黄色いナンバープレートで知られる軽自動車にも、用途などを区別するためのひらがなが使用されています。

ただし、軽自動車の用途記号は登録自動車と割り当てが一部異なります。

また、軽自動車の場合は一般的に、自家用が黄色地に黒文字、事業用が黒地に黄色文字です。

図柄入りナンバープレートなどでは外観が異なる場合もあるため、ナンバープレートの色だけで判断する場合には注意が必要です。

ナンバーのひらがなだけで車の所有者は分からない

ナンバープレートのひらがなから分かるのは、基本的に車の用途区分です。

たとえば「さ」であれば自家用、「わ」であればレンタカーといったことは判断できますが、ひらがなだけから所有者の氏名や住所などが分かるわけではありません。

また、自家用の用途記号だからといって、必ず個人が所有している車とは限りません。会社が所有する社用車なども自家用として登録される場合があります。

ナンバープレートのひらがなは、所有者そのものではなく、車両の用途を区別するための表示と考えると分かりやすいでしょう。

まとめ

車のナンバープレートにある「さ」「わ」などのひらがなには、車の用途を区別する役割があります。

一般的な登録自動車では、「さ」「す」「せ」などが自家用、「あ」「い」「う」などが事業用、「わ」「れ」がレンタカーに使用されます。

また、「お」「し」「へ」「ん」は一般的な用途記号として使用されません。

ナンバープレートには、ひらがな以外にも地域名、分類番号、一連指定番号が表示されており、それぞれ異なる意味を持っています。

普段何気なく見ている車のナンバーも、仕組みを知ると「自家用なのか」「レンタカーなのか」「どの種類の車なのか」といった情報を読み取れるようになります。

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