車のナンバー「分類番号」とは?数字・アルファベットの種類と意味をわかりやすく解説

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車のナンバープレートには、地名、分類番号、ひらがな、一連指定番号など、さまざまな情報が表示されています。

その中で、地名の右側にある「300」「500」「30A」などが「分類番号」です。

分類番号を見ると、その車が普通乗用自動車なのか、小型貨物自動車なのか、バスなのかといった大まかな区分を判断できます。

一般に「3ナンバー」「5ナンバー」「1ナンバー」などと呼ばれる場合の数字も、この分類番号に由来しています。

また、現在では「30A」のようにアルファベットを含む分類番号も使われています。

この記事では、車のナンバープレートに表示される分類番号について、その種類や意味、アルファベットが使われる理由などをわかりやすく解説します。

車のナンバーにある「分類番号」とは

分類番号とは、自動車の種別や用途などによる分類を示すため、ナンバープレートの地名の右側に表示される文字です。

たとえば、次のようなナンバープレートがあったとします。

品川 330
さ 12-34

この場合、それぞれの表示には次のような役割があります。

表示例名称主な意味
品川地名表示使用の本拠の位置を管轄する運輸支局などを示す
330分類番号自動車の種別や用途などによる分類を示す
ひらがな自家用・事業用・貸渡用などを区別する
12-34一連指定番号個々の車両に割り当てられる番号

現在の登録自動車では、分類番号は3桁で表示されるのが基本です。

ただし、3桁すべてが数字とは限らず、「30A」のように一部にアルファベットが使用されることもあります。

分類番号は「上1桁」で大まかな区分が分かる

登録自動車の分類番号は、上1桁によって自動車の大まかな区分を判断できます。

ここでいう「上1桁」とは、分類番号の最初の数字です。

たとえば、

330 → 上1桁は「3」

501 → 上1桁は「5」

30A → 上1桁は「3」

となります。

分類番号の上1桁と主な自動車の区分を整理すると、次のようになります。

分類番号の上1桁主な自動車の区分一般的な呼び方代表例
1普通貨物自動車1ナンバートラックなど
2普通乗合自動車2ナンバーバスなど
3普通乗用自動車3ナンバー普通乗用車
4小型貨物自動車4ナンバー小型トラック、貨物用バンなど
5小型乗用自動車・小型乗合自動車5ナンバー小型乗用車など
6小型貨物自動車6ナンバー小型貨物車
7小型乗用自動車・小型乗合自動車7ナンバー小型乗用車など
8特種用途自動車8ナンバーキャンピング車、救急車など
9大型特殊自動車9ナンバー大型特殊車両
0大型特殊自動車のうち建設機械に該当するもの0ナンバー建設機械など

分類番号の意味を説明する場合、「300番台」「500番台」と表現することもあります。

しかし、現在は「30A」のようなアルファベットを含む分類番号も存在するため、制度全体を説明する場合は「3から始まる分類番号」「分類番号の上1桁が3」のように表現する方が正確です。

「3ナンバー」「5ナンバー」とは分類番号に由来する呼び方

一般に使われている「3ナンバー」「5ナンバー」「1ナンバー」などの呼び方は、分類番号の上1桁に由来します。

たとえば、

330 → 3から始まる分類番号 → 3ナンバー

503 → 5から始まる分類番号 → 5ナンバー

という関係です。

そのため、「3ナンバー」という場合、「分類番号が3という1桁の番号になっている」という意味ではありません。

現在では「300」「330」「30A」などのような3桁の分類番号が表示されていますが、その上1桁が3であることから一般に3ナンバーと呼ばれます。

1から始まる分類番号は普通貨物自動車

分類番号の上1桁が「1」のものは、普通貨物自動車に使用されます。

一般には「1ナンバー」と呼ばれ、トラックなどで見られる区分です。

乗用を主目的とする普通乗用自動車とは異なり、貨物を運搬することを主目的とする普通自動車に使用されます。

2から始まる分類番号は普通乗合自動車

分類番号の上1桁が「2」のものは、普通乗合自動車に使用されます。

一般には「2ナンバー」と呼ばれます。

代表的なのがバスで、乗車定員11人以上の自動車などがこの区分に該当します。

3から始まる分類番号は普通乗用自動車

分類番号の上1桁が「3」のものは、普通乗用自動車に使用されます。

一般に「3ナンバー」と呼ばれる区分です。

「300」「330」のような数字だけの分類番号だけでなく、「30A」のようにアルファベットを含んでいても、上1桁が3であればこの系統に含まれます。

5ナンバーと3ナンバーの違い

乗用車で特によく耳にするのが「3ナンバー」と「5ナンバー」です。

3から始まる分類番号は普通乗用自動車、5から始まる分類番号は小型乗用自動車などに使用されます。

乗用車が小型自動車に該当するための主な寸法・排気量の基準は次のとおりです。

項目小型自動車の基準
全長4.7m以下
全幅1.7m以下
全高2.0m以下
総排気量2,000cc以下

乗用車では、これらの基準を超えると普通自動車となり、3から始まる分類番号の対象となります。なお、軽油を燃料とする自動車には総排気量による小型自動車の区分基準は適用されません。

そのため、エンジンの排気量が2,000cc以下でも、車幅が1.7mを超えていることなどを理由に3ナンバーとなる車があります。

4と6から始まる分類番号は小型貨物自動車

分類番号の上1桁が「4」または「6」のものは、小型貨物自動車に使用されます。

一般に4から始まるものは「4ナンバー」、6から始まるものは「6ナンバー」と呼ばれます。

小型トラックや貨物用途のバンなどで使用される区分です。

5と7から始まる分類番号は小型乗用自動車など

分類番号の上1桁が「5」または「7」のものは、小型乗用自動車や小型乗合自動車に使用されます。

一般的な小型乗用車では、5から始まる分類番号をよく見かけます。

「5ナンバー」という呼び方は、この分類番号の上1桁に由来しています。

8から始まる分類番号は特種用途自動車

分類番号の上1桁が「8」のものは、特種用途自動車に使用されます。

一般には「8ナンバー」と呼ばれます。

特種用途自動車とは、特定の用途のための設備や構造を備えた自動車です。

代表例として、救急車、消防車、キャンピング車などがあります。

なお、「特殊」ではなく、制度上の名称は「特種用途自動車」のように「特種」と表記されます。

9から始まる分類番号は大型特殊自動車

分類番号の上1桁が「9」のものは、大型特殊自動車に使用されます。

大型特殊自動車は、一般的な乗用車や貨物自動車とは異なる特殊な構造や用途を持つ自動車です。

一般的な乗用車と比べると、街中で見かける機会は少ない分類番号です。

0から始まる分類番号は建設機械に該当する大型特殊自動車

分類番号の上1桁が「0」のものは、大型特殊自動車のうち建設機械に該当する自動車に使用されます。

一般には「0ナンバー」と呼ばれることがあります。

9から始まる分類番号と同じ大型特殊自動車に関係する区分ですが、建設機械に該当するものが0から始まる分類番号となります。

「300番台」という表現には注意が必要

分類番号について説明するとき、「300番台」「500番台」という表現が使われることがあります。

数字だけの分類番号を説明するのであれば理解しやすい表現ですが、現在の制度を包括的に説明するときには注意が必要です。

たとえば、

300

330

は数字だけなので「300番台」と表現できます。

一方、

30A

のようにアルファベットが含まれる分類番号も実際に存在します。

「300番台」という言葉だけでは、こうしたアルファベット入り分類番号を適切に表現できません。

そのため、本記事では原則として、

「3から始まる分類番号」

「分類番号の上1桁が3」

という表現を使用します。

これなら数字だけの分類番号とアルファベット入り分類番号の両方を含めて説明できます。

分類番号にはアルファベットが入ることもある

現在のナンバープレートでは、分類番号の一部にアルファベットが使用されることがあります。

たとえば、

30A

のような分類番号です。

これは希望ナンバー制度によって特定の一連指定番号に希望が集中するなどして、数字だけの分類番号では組み合わせが不足するケースに対応するため導入されたものです。

アルファベットを使用した分類番号は、2018年から交付が始まりました。

分類番号に使用できるアルファベット

分類番号にはAからZまですべてのアルファベットが使用されるわけではありません。

使用されるのは、次の10文字です。

A、C、F、H、K、L、M、P、X、Y

アルファベットは分類番号の下2桁に使用でき、分類番号は数字とアルファベットを組み合わせた3桁で構成される場合があります。

ただし、分類番号そのものを車の所有者が自由に指定できるわけではありません。

アルファベットそのものが車種を表しているわけではない

分類番号に「A」「C」「F」などが入っていると、アルファベットによって車の種類が分けられているようにも見えます。

しかし、アルファベットそのものが「乗用車」「貨物車」「電気自動車」「輸入車」などを表しているわけではありません。

たとえば、

330

30A

はいずれも分類番号の上1桁が「3」です。

したがって、どちらも普通乗用自動車に使用される3ナンバーの系統です。

「Aだから輸入車」「アルファベットがあるから電気自動車」といった意味ではありません。

希望ナンバーと分類番号は別のもの

分類番号と混同しやすいのが希望ナンバーです。

たとえば、

品川 330
さ 11-11

というナンバープレートの場合、

330 → 分類番号

11-11 → 一連指定番号

です。

希望ナンバー制度で希望できるのは、一連指定番号の部分です。

そのため、「330にしたい」「30Aにしたい」といった形で分類番号そのものを自由に選べる制度ではありません。

特定の一連指定番号への希望が多くなり、同じ番号が数多く払い出されると、それに伴って使用する分類番号の組み合わせも増えていきます。こうした番号不足への対応として、アルファベットを含む分類番号が導入されています。

軽自動車にも分類番号がある

軽自動車のナンバープレートにも、地名の右側に分類番号が表示されています。

ただし、軽自動車の分類番号には登録自動車とは異なる区分があります。

そのため、登録自動車についての「3から始まる分類番号は普通乗用自動車」といった分類を、そのまま軽自動車に当てはめることはできません。

ナンバープレートの分類番号を詳しく確認する場合は、「登録自動車」と「軽自動車」を分けて考える必要があります。

分類番号とひらがなは役割が違う

ナンバープレートには分類番号とは別に、「さ」「す」「わ」などのひらがなも表示されています。

両者は役割が異なります。

分類番号は自動車の種別や用途などによる分類を示すものです。

一方、ひらがななどの文字は、自家用、事業用、貸渡用などを区別するために使用されます。

レンタカーでよく知られている「わ」や「れ」は、この部分に表示される文字です。

ナンバープレートの各部分は、

地名表示 → 管轄する運輸支局などを示す

分類番号 → 自動車の種別や用途などによる分類を示す

ひらがななど → 自家用・事業用・貸渡用などを区別する

一連指定番号 → 個々の車両に割り当てられる番号

というように、それぞれ異なる役割を持っています。

分類番号についてよくある疑問

「330」の「30」に意味がある?

自動車の大まかな区分を判断するときに重要なのは、まず分類番号の上1桁です。

「330」であれば上1桁が3なので、普通乗用自動車の区分です。

残りの数字は、同じ車種区分の中で分類番号を割り当てるために使用されます。

「30A」は3ナンバー?

分類番号の上1桁が3なので、普通乗用自動車に使用される3ナンバーの系統です。

アルファベットが含まれていても、アルファベットそのものが別の車種区分を意味するわけではありません。

アルファベット入りの分類番号は希望できる?

分類番号そのものを希望ナンバー制度で自由に指定することはできません。

希望できるのは一連指定番号です。

「3ナンバー」の車はすべて大型車?

3ナンバーだからといって、必ずしも一般的な感覚で「大型の車」という意味ではありません。

3ナンバーは普通乗用自動車の分類を示す呼び方です。

たとえば車幅が小型自動車の基準を超えているだけでも普通乗用自動車となるため、比較的コンパクトに見える車でも3ナンバーになる場合があります。

車の分類番号まとめ

車のナンバープレートにある「300」「500」「30A」などは「分類番号」です。

登録自動車では、分類番号の上1桁を見ることで、その車の大まかな区分を判断できます。

3から始まる分類番号なら普通乗用自動車、5や7から始まる分類番号なら小型乗用自動車など、1なら普通貨物自動車、2なら普通乗合自動車といった具合です。

一般に使われる「3ナンバー」「5ナンバー」という呼び方も、この分類番号の上1桁に由来しています。

また、現在は「30A」のようにアルファベットを含む分類番号も存在します。そのため、分類番号全体を説明するときは、単に「300番台」「500番台」とするより、「3から始まる分類番号」「5から始まる分類番号」と表現した方がアルファベット入りの分類番号も含めて理解しやすくなります。

普段何気なく目にしているナンバープレートですが、分類番号の仕組みを知っておくと、ナンバーを見るだけでその車がどのような区分に属しているのかを読み取れるようになります。

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