パパイヤとは?特徴や味、栄養、青パパイヤとの違い、食べ方をわかりやすく解説

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パパイヤは、やわらかな果肉と甘みが特徴の南国を代表する果物です。熟した果実をそのまま食べるだけでなく、熟す前の「青パパイヤ」は野菜としてサラダや炒め物などに利用されています。

日本ではマンゴーやパイナップルほど日常的な果物ではありませんが、沖縄県や鹿児島県などでは栽培され、青パパイヤを使った料理も親しまれています。

この記事では、パパイヤとはどのような植物なのか、味や栄養、青パパイヤとの違い、食べ方や保存方法までわかりやすく解説します。

パパイヤとは

パパイヤは、パパイヤ科パパイヤ属に分類される常緑の多年生植物です。アメリカ大陸の熱帯地域が原産とされ、現在では世界各地の熱帯・亜熱帯地域で栽培されています。

生育が速く、条件の良い環境では高さが10m程度に達することもあります。幹の上部に大きな葉が集まり、その下に果実が実る独特の姿をしています。

果実は品種や熟度によって大きさや形が異なりますが、一般的には楕円形や細長い形をしています。熟すにつれて果皮が緑色から黄色やオレンジ色へと変化し、果肉もやわらかくなります。

果実の中心部には空洞があり、その中に多数の黒い種が入っています。

パパイヤは果物?野菜?

パパイヤは、熟し具合によって果物としても野菜としても利用されます。

完熟したパパイヤは甘みがあるため、一般的には果物として生食されます。一方、まだ熟していない緑色の果実は「青パパイヤ」と呼ばれ、野菜として料理に使われます。

つまり、同じパパイヤでも収穫する時期によって用途が大きく変わるのが特徴です。

パパイヤの味

完熟したパパイヤは、やわらかくなめらかな果肉と穏やかな甘みが特徴です。

品種や熟度によって味には違いがありますが、メロンなどを思わせる甘さを感じるものもあります。酸味は比較的穏やかです。

一方、青パパイヤには完熟果のような甘みはほとんどありません。シャキシャキとした食感を生かし、サラダ、炒め物、漬物などに利用されます。

パパイヤの主な栄養

完熟した生のパパイヤには、ビタミンCをはじめ、葉酸、カリウム、食物繊維などが含まれています。

生のパパイヤ100g当たりのエネルギーは約43kcal、食物繊維は約1.7g、カリウムは約182mg、ビタミンCは約61mgです。

特にビタミンCを含む果物の一つとして知られています。

ただし、栄養成分の量は品種や栽培条件、熟度などによって変化します。

パパイヤに含まれるパパインとは

パパイヤについて語る際によく登場する成分が「パパイン」です。

パパインはタンパク質を分解する酵素の一種で、特に未熟なパパイヤに含まれています。

この性質を利用して、生の青パパイヤを刻んで肉と一緒に調理するなど、肉をやわらかくする目的で利用されることがあります。

パイナップルに含まれるブロメラインや、キウイフルーツに含まれるアクチニジンなどと同じく、タンパク質に作用する酵素として知られています。

青パパイヤとは

青パパイヤとは、黄色く熟す前の緑色の状態で収穫したパパイヤです。

完熟パパイヤが果物として食べられるのに対し、青パパイヤは主に野菜として利用されます。

東南アジアや日本の沖縄、奄美地域などでは、サラダ、炒め物、煮物、漬物などさまざまな料理に使われています。

青パパイヤには独特の歯ごたえがあり、細切りにするとシャキシャキとした食感を楽しめます。

完熟パパイヤと青パパイヤの違い

完熟パパイヤと青パパイヤは同じ植物の果実ですが、収穫時期と食べ方が異なります。

項目完熟パパイヤ青パパイヤ
熟度熟している未熟
果皮黄色~オレンジ色など緑色
果肉やわらかい硬く歯ごたえがある
味甘みがある甘みが少ない
主な用途果物、デザートサラダ、炒め物、漬物など
食べ方主に生食主に調理して食べる

スーパーなどで購入するときは、どちらのパパイヤなのかを確認して用途に合わせて選びましょう。

完熟パパイヤの食べ方

完熟パパイヤは比較的簡単に食べられます。

まず縦半分に切り、中心にある黒い種をスプーンなどで取り除きます。その後、皮をむいて食べやすい大きさに切れば、そのまま食べられます。

冷やして食べるほか、ヨーグルトやほかの果物と組み合わせたり、スムージーなどに利用したりする方法もあります。

柑橘類の果汁を少量かけて、風味に変化をつける食べ方もあります。

青パパイヤの食べ方

青パパイヤは完熟パパイヤとは異なり、料理の食材として利用するのが一般的です。

皮をむいて種を取り除き、細切りや薄切りなど料理に合わせて切ります。

代表的な調理方法には、サラダ、炒め物、漬物などがあります。

東南アジアでは青パパイヤを細切りにした料理が広く食べられています。また、日本の奄美群島では青パパイヤを使った「パパイヤ漬」が伝統的な食品として受け継がれています。

パパイヤ漬は、青パパイヤを塩漬けしたり、味噌や醤油などを使った調味液に漬けたりして作られます。

パパイヤの種は食べられる?

完熟パパイヤを切ると、中央部分に多数の黒い種が入っています。

果肉を食べる場合は、通常この種をスプーンなどで取り除きます。

種まで利用される場合もありますが、一般的に果物としてパパイヤを食べる場合は果肉部分を楽しむのが基本です。

おいしいパパイヤの見分け方

完熟パパイヤを生で食べる場合は、果皮の色と果実の硬さが熟度を判断する目安になります。

未熟なパパイヤは果皮が緑色で硬く、熟してくると黄色やオレンジ色の部分が増えていきます。

また、熟したパパイヤは指で軽く触れたときに適度なやわらかさがあります。

ただし、強く押すと傷みの原因になるため、確認するときはやさしく触れることが大切です。

パパイヤの保存方法

まだ硬く、十分に熟していないパパイヤは、基本的に室温で熟すのを待ちます。

果皮の黄色い部分が増え、果肉が適度にやわらかくなったら食べ頃の目安です。

食べ頃になったパパイヤは冷蔵庫で保存し、品質が低下する前に食べるようにしましょう。

切ったパパイヤは種と皮を取り除き、乾燥やにおい移りを防ぐためにラップや密閉容器を使用して冷蔵保存します。

日本でも栽培されているパパイヤ

熱帯地域のイメージが強いパパイヤですが、日本国内でも栽培されています。

沖縄県や鹿児島県などの温暖な地域では以前から栽培されており、完熟果だけでなく青パパイヤも食材として利用されてきました。

近年では、夏の暑さを生かして青パパイヤを栽培する地域もあります。

青パパイヤは完熟させる必要がないため、果物として完熟させる栽培とは異なる形で地域農業に取り入れられるケースがあります。

パパイヤとマンゴーの違い

パパイヤとマンゴーは、どちらも代表的なトロピカルフルーツですが、まったく異なる植物です。

パパイヤはパパイヤ科パパイヤ属、マンゴーはウルシ科マンゴー属に分類されます。

また、パパイヤは果実の中央に多数の黒い種がありますが、マンゴーは中央に大きな種が一つあります。

食感や香りにも違いがあり、それぞれ異なる特徴を持つ果物です。

パパイヤを食べる際の注意点

パパイヤに限らず、食品によってアレルギー症状が起こる可能性があります。

初めて食べる場合や、食後に口の中の違和感、じんましんなどの症状が現れた場合は摂取を中止し、症状に応じて医療機関に相談してください。

また、青パパイヤを切ると乳白色の液体が出ることがあります。皮膚への刺激が気になる場合は、調理用手袋などを使用すると扱いやすくなります。

まとめ

パパイヤは、熱帯アメリカ原産とされるパパイヤ科の植物で、その果実は熟度によって異なる方法で食べられています。

完熟したパパイヤは、やわらかな果肉と甘みを楽しめるトロピカルフルーツです。一方、未熟な青パパイヤは甘みが少なく、シャキシャキとした食感を生かして野菜として利用されています。

完熟果にはビタミンCや葉酸、カリウム、食物繊維などが含まれています。また、未熟なパパイヤにはタンパク質分解酵素のパパインが含まれていることも特徴です。

そのまま食べるだけでなく、サラダ、炒め物、漬物など幅広い料理に利用できる点もパパイヤの魅力です。完熟パパイヤと青パパイヤの違いを知り、それぞれに適した食べ方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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