葉物野菜の種はどこにできる?小松菜やレタスなど種ができる仕組みを解説

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普段スーパーで購入する小松菜やほうれん草、レタス、白菜などの葉物野菜を見ても、「種」が付いていることはありません。

では、葉物野菜の種はいったいどこにできるのでしょうか。

結論からいうと、多くの葉物野菜は成長を続けると花を咲かせ、その後に種を作ります。私たちが普段食べている葉物野菜は、基本的に花や種ができる前の段階で収穫されています。

この記事では、葉物野菜に種ができる仕組みや、代表的な野菜ではどのように種が作られるのかを解説します。

葉物野菜の種はどこにできる?

葉物野菜の種は、基本的に花が咲いたあとに作られます。

植物は十分に成長して生殖成長の段階に入ると、花を咲かせます。花で受粉・受精が行われると、やがて種子が形成されます。

大まかな流れは次のようになります。

葉や茎が成長する

花を咲かせる

受粉・受精する

種が形成される

種が成熟する

種のできる場所や形は植物によって異なります。

たとえば小松菜や白菜では、花が咲いたあとにできる果実の中に種があります。一方、レタスでは花が咲いたあとに小さな果実ができ、その中に種子が形成されます。

そのため、「葉っぱの中に種ができる」というわけではありません。

なぜスーパーの葉物野菜には種がない?

スーパーなどで販売されている葉物野菜に種が付いていないのは、種を作るより前に収穫されているためです。

小松菜やほうれん草、レタスなどは、主に葉や茎の柔らかい部分を食用にします。

そのため、食用として適した大きさまで成長した段階で収穫されます。

そのまま畑で育て続けると、植物はさらに成長し、種類や環境条件に応じて花を咲かせて種を作る段階へ進みます。

「とう立ち」とは?

葉物野菜を育てていると「とう立ち」という言葉を耳にすることがあります。

とう立ちとは、植物が花を咲かせるために花茎を伸ばしていく現象を指します。

小松菜や白菜、レタスなどでは、とう立ちすると中心部などから茎が伸び、その先に花が付きます。

葉物野菜は一般的に葉を食べることを目的として栽培するため、栽培中のとう立ちは品質に影響することがあります。

一方、種を採取することが目的であれば、花を咲かせて種が成熟するまで育てる必要があります。

小松菜の種はどこにできる?

小松菜はアブラナ科の野菜です。

成長を続けると花茎を伸ばし、アブラナ科らしい黄色い花を咲かせます。

花が受粉・受精すると細長い果実が形成され、その中で種が育ちます。

果実が十分に成熟して乾燥すると、中に小さな種が入っていることを確認できます。

普段食べている小松菜とはかなり違う姿になるため、初めて見ると同じ植物とは思えないこともあるでしょう。

白菜の種はどこにできる?

白菜も小松菜と同じアブラナ科の野菜です。

白菜を収穫せずに適切な環境で育て続け、生殖成長に移行すると花茎が伸びて黄色い花を咲かせます。

受粉・受精後には果実ができ、その中に種が形成されます。

白菜と小松菜は食べる部分の見た目こそ大きく異なりますが、どちらもアブラナ科なので、花や種のでき方には共通点があります。

ほうれん草の種はどこにできる?

ほうれん草も成長すると花を付け、種を作ります。

ただし、小松菜や白菜とは仕組みが少し異なります。

ほうれん草には雄株と雌株に分かれるタイプや、1株に雄花と雌花を付けるタイプなどがあります。品種によって性の現れ方に違いがあります。

受粉・受精した雌花では果実が形成され、その中に種子ができます。

市販されている「ほうれん草の種」として扱われるものは、厳密には種子だけではなく、果実を含んだ状態のものが一般的です。

レタスの種はどこにできる?

レタスも収穫せずに成長させると、とう立ちして長い花茎を伸ばします。

レタスはキク科の植物です。

小松菜のような黄色い花とは異なり、キク科特有の小さな花が集まった花を付けます。

花が咲いて受粉・受精すると果実が形成され、その中に種子ができます。

種が成熟すると、タンポポのように毛の付いた状態になります。これは種を含む果実が風などによって運ばれるための仕組みです。

キャベツにも種はできる?

キャベツにももちろん種があります。

キャベツも小松菜や白菜と同じアブラナ科です。

普段食べている丸いキャベツは、葉が重なって球状になった「結球」の状態です。

種を作らせる場合は、栽培条件を整えてさらに生育させることで花茎が伸び、花を咲かせます。その後、受粉・受精すると果実の中に種が形成されます。

私たちが普段目にするキャベツは、花が咲くより前に収穫されているため、種を見る機会がほとんどありません。

葉物野菜から自分で種を採ることはできる?

家庭菜園でも、種類によっては葉物野菜から種を採取できます。

基本的には収穫せずに花を咲かせ、受粉・受精後にできた果実や種が十分に成熟するまで育てます。

ただし、市販されている野菜の種には「F1品種(一代雑種)」も多くあります。

F1品種から採取した種を翌年育てた場合、親と同じ性質の野菜になるとは限りません。

また、アブラナ科の野菜などには近縁の植物と交雑しやすいものがあります。自家採種した種から元の野菜と異なる特徴を持った株が育つ可能性もあるため、品種を維持する目的で採種する場合には交雑への対策が必要です。

葉物野菜にも植物としてのライフサイクルがある

スーパーでは収穫された状態しか見る機会がないため、葉物野菜は「葉っぱだけの植物」のように感じるかもしれません。

しかし、葉物野菜も成長すれば花を咲かせ、次の世代を残すための種を作ります。

小松菜や白菜では黄色い花が咲き、果実の中に種ができます。レタスでは花茎が大きく伸びて小さな花を咲かせます。ほうれん草にも花があり、受粉・受精を経て種子が作られます。

私たちは、そのライフサイクルの途中にある柔らかく食用に適した葉や茎を収穫して食べているのです。

まとめ

葉物野菜の種は、基本的に花が咲いたあとに形成されます。

普段スーパーで購入する小松菜、白菜、ほうれん草、レタス、キャベツなどに種が見当たらないのは、花や種を作るより前の段階で収穫されているためです。

収穫せずに育て続けると、とう立ちして花を咲かせ、受粉・受精を経て種を作ります。

「葉物野菜の種はどこにあるのだろう?」という疑問は、普段食べている野菜が植物の成長過程の一部分であることを知ると理解しやすくなります。

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