マイノリティーとは?意味やマジョリティーとの違い、社会的マイノリティーをわかりやすく解説

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「マイノリティー」という言葉は、ニュースや社会問題、ビジネスなど、さまざまな場面で使われています。

一般的には「少数派」という意味で理解されていますが、社会学などの分野では、必ずしも単純に人数が少ない人々だけを意味するわけではありません。

この記事では、マイノリティーの意味やマジョリティーとの違い、社会的マイノリティーという考え方についてわかりやすく解説します。

マイノリティーとは

マイノリティー(minority)とは、英語で「少数」「少数派」などを意味する言葉です。

ある集団を複数のグループに分けたとき、人数や割合が相対的に少ない側をマイノリティーと呼ぶことがあります。

たとえば、ある会議で賛成する人が80人、反対する人が20人だった場合、人数だけを基準に考えれば、反対する20人がマイノリティーです。

このように、日常的な意味では「多数派に対する少数派」と理解するとわかりやすいでしょう。

マイノリティーの対義語は「マジョリティー」

マイノリティーと対になる言葉が「マジョリティー(majority)」です。

マジョリティーには「多数」「多数派」という意味があります。

人数を基準にした場合は、次のような関係になります。

言葉英語基本的な意味
マイノリティーminority少数、少数派
マジョリティーmajority多数、多数派

ただし、社会問題や社会学の文脈では、単純な人数だけでマイノリティーとマジョリティーを区別できない場合があります。

社会的マイノリティーとは

「社会的マイノリティー」という表現では、社会の中で少数であることに加えて、社会的な影響力や権力、機会などの面で相対的に弱い立場に置かれている集団を指す場合があります。

社会学では、マイノリティー・グループについて、単純な人数の少なさよりも、社会における力関係や不平等な扱いが重要な要素として考えられています。

そのため、人数では多数であったとしても、社会的な権力や影響力が弱く、不平等な扱いを受ける集団が社会学上のマイノリティーとして扱われることがあります。

マイノリティーは「人数が少ない人」だけではない

マイノリティーという言葉を理解するうえで重要なのが、「少数=マイノリティー」とは限らないという点です。

日常的な用法では人数の少ない側を意味しますが、社会学的な用法では、社会における力関係が重視されます。

つまり、マイノリティーには大きく分けて、

「数としての少数派」

と、

「社会的な立場としての少数者・非支配的な集団」

という捉え方があります。

どちらの意味で使われているのかは、文章や会話の文脈から判断する必要があります。

どのような人々がマイノリティーと呼ばれるのか

社会的マイノリティーという言葉は、民族、言語、宗教、障害、性的指向やジェンダーアイデンティティなど、さまざまな文脈で用いられます。

たとえば、ある地域で少数の言語を使用している人々は、言語的マイノリティーと表現されることがあります。

また、特定の宗教を信仰する人がその社会で少数である場合には、宗教的マイノリティーという表現が使われることがあります。

性的指向やジェンダーアイデンティティに関しては、「性的マイノリティー」という言葉も広く使われています。

ただし、何をマイノリティーとするかは、対象となる社会や地域、時代、議論の目的などによって異なります。

マイノリティーは固定されたものではない

マイノリティーとマジョリティーの関係は、必ずしも固定されているわけではありません。

ある特徴を基準にすればマジョリティーに属する人でも、別の特徴を基準にすればマイノリティーになることがあります。

また、同じ人でも所属する地域や社会が変われば、多数派と少数派の関係が変化することがあります。

たとえば、ある言語を母語とする人が、その言語を話す人の多い地域ではマジョリティーであっても、別の地域では言語的マイノリティーになる可能性があります。

つまり、マイノリティーとは個人に永久に固定された属性を示す言葉ではなく、社会や集団との関係によって決まる側面があります。

「マイノリティー」と「マイノリティ」の違い

日本語では「マイノリティー」と「マイノリティ」の両方の表記が使われています。

どちらも英語の「minority」をカタカナにしたものであり、基本的な意味に違いはありません。

文章内では、どちらか一方に表記を統一すると読みやすくなります。

マイノリティーという言葉を使うときの注意点

マイノリティーという言葉は便利ですが、非常に幅広い人々をひとまとめにする可能性があります。

同じカテゴリーに分類される人々でも、考え方や生活環境、経験、置かれている状況はそれぞれ異なります。

そのため、「マイノリティーだからこう考える」「マイノリティーにはこのような特徴がある」と一括りにして考えることは適切ではありません。

どのような基準や文脈でマイノリティーという言葉を使用しているのかを明確にすることが重要です。

多様性とマイノリティー

マイノリティーについて考えることは、社会の多様性について考えることにもつながります。

社会には、文化、言語、宗教、身体的特徴、性的指向、ジェンダーアイデンティティなど、さまざまな違いを持つ人々が生活しています。

重要なのは、単にマイノリティーとマジョリティーを分類することではなく、それぞれの人の人権や尊厳が尊重されることです。

日本政府も、性的指向やジェンダーアイデンティティに関する理解増進の取り組みにおいて、性的マイノリティーとマジョリティーの双方を含め、互いの人権や尊厳を大切にする共生社会を目指す考え方を示しています。

まとめ

マイノリティーとは、英語の「minority」に由来し、基本的には「少数」「少数派」を意味する言葉です。

一方、社会学や社会問題について語る場合には、単純な人数の少なさだけではなく、社会における権力や影響力、不平等な扱いなどを含めて「社会的マイノリティー」という概念が用いられます。

その対義語となるのが「マジョリティー」で、一般的には多数派を意味します。

ただし、誰がマイノリティーになるのかは、社会、地域、時代、比較する基準などによって変化します。

「マイノリティー=人数が少ない人」とだけ覚えるのではなく、「数としての少数派」と「社会的な立場としてのマイノリティー」という複数の意味があることを理解しておくと、ニュースや社会問題についても理解しやすくなるでしょう。

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