病院や薬局で「ジェネリックにしますか?」と聞かれたことはありませんか?
ジェネリック医薬品は、先発薬(新薬)と同じ効果を持ちながら、価格が安く設定された薬です。ここでは、その特徴やメリット、そして なぜ安いのか についてわかりやすく解説します。
ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品の 特許が切れたあとに販売される薬 です。
有効成分・効能・用法用量は先発薬と同じで、国の厳しい審査を通過して承認されています。
例えば、先発薬「バイアスピリン」と同じ成分を含む「アスピリン錠(メーカー名入り)」はジェネリック医薬品です。
特徴
- 効果と安全性は同等
先発薬と同じ有効成分を含むため、効果や安全性は同じです。 - 形や色が違う場合がある
添付物や外見はメーカーごとに異なることがありますが、中身の効能に変わりはありません。 - 選べる選択肢が増える
1つの先発薬に対し、複数メーカーがジェネリックを製造するので、薬局ではいくつかの選択肢から選べることもあります。
メリット
- 薬代が安くなる
- 医療費全体の削減につながる
- 先発薬と同じ効果が得られる
デメリット(注意点)
- 先発薬と見た目が違うため、不安に感じる人がいる
- 添加物が異なるため、まれに体質に合わないケースがある
なぜジェネリックは安いのか?
ジェネリックが安い理由は、開発コストが抑えられるからです。
- 先発薬を開発するには、10年以上の研究と数百億円もの費用がかかります。
- しかしジェネリックは、すでに効果と安全性が証明されている成分を使えるため、大規模な臨床試験が不要です。
- そのため、開発費や宣伝費が少なく済み、価格を安く設定できるのです。
つまり、研究開発のリスクを負わない分、安価で提供できるという仕組みになっています。
まとめ
ジェネリック医薬品は、
- 先発薬と同じ有効成分を持ち
- 効果や安全性も同等
- 価格が安く家計にも優しい
というメリットがあります。
薬局で「ジェネリックにしますか?」と聞かれたとき、仕組みを理解して選べば安心ですね。
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