公倍数と公約数をやさしく解説!~小学5年生向け~

アナライズ

1. 公倍数(こうばいすう)ってなに?

まず「倍数(ばいすう)」とは、ある数に1,2,3…と整数をかけてできる数のことです。
たとえば 3の倍数
3, 6, 9, 12, 15, 18 … というふうに続いていきます。

では 公倍数 とは?
→ 2つ以上の数に共通して出てくる倍数のことを言います。

たとえば 3と4の公倍数 を探してみましょう。

  • 3の倍数:3, 6, 9, 12, 15, 18, …
  • 4の倍数:4, 8, 12, 16, 20, …

両方に出てくるのは 12, 24, 36… ですね。
これが 3と4の公倍数 です。
一番小さいもの(12)は 最小公倍数(さいしょうこうばいすう) と呼びます。

2. 公約数(こうやくすう)ってなに?

「約数(やくすう)」とは、ある数を割り切れる数のことです。
たとえば 12の約数
1, 2, 3, 4, 6, 12 です。

では 公約数 とは?
→ 2つ以上の数に共通して出てくる約数のことです。

たとえば 12と18の公約数 を探してみましょう。

  • 12の約数:1, 2, 3, 4, 6, 12
  • 18の約数:1, 2, 3, 6, 9, 18

共通しているのは 1, 2, 3, 6
これが 12と18の公約数 です。
一番大きいもの(6)は 最大公約数(さいだいこうやくすう) と呼びます。

3. どうして大事なの?

  • 公倍数は「同じタイミング」を見つけるのに使えます。
    例:3日に1回水やりする花と、4日に1回水やりする花を同じ日にお世話するには? → 最小公倍数の 12日ごと
  • 公約数は「分ける」時に役立ちます。
    例:12個と18個のお菓子を、同じ数ずつ袋に分けたい。 → 最大公約数の 6個ずつに分けられる。

4. 覚え方のコツ

  • 「倍数」=どんどん大きくなる数 → 公倍数は共通する大きい数。
  • 「約数」=割るとピッタリになる数 → 公約数は共通する小さい数。

まとめ

  • 公倍数:共通して出てくる倍数。最小のものは 最小公倍数
  • 公約数:共通して出てくる約数。最大のものは 最大公約数
  • 「同じタイミングを見つけたい」→ 公倍数。
  • 「きれいに分けたい」→ 公約数。

公倍数と公約数は、算数だけでなく生活の中でも使える便利な考え方です!

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