エッフェル塔とは?高さ・歴史・建設目的・名前の由来をわかりやすく解説

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エッフェル塔は、フランスの首都パリにある鉄製の塔です。1889年のパリ万国博覧会に合わせて建設され、現在ではパリだけでなくフランスを象徴する建造物として世界的に知られています。

完成当時は世界一高い建造物となり、19世紀の建築・土木技術を象徴する存在でもありました。

この記事では、エッフェル塔がなぜ建てられたのか、名前の由来や高さ、建設の歴史、取り壊される可能性があった理由などについてわかりやすく解説します。

エッフェル塔とは

エッフェル塔(Eiffel Tower/フランス語:Tour Eiffel)は、フランス・パリ7区のシャン・ド・マルスに建つ鉄製の塔です。

1889年に開催されたパリ万国博覧会のために建設され、1889年3月31日に完成・落成しました。

基本的な情報をまとめると、次のようになります。

項目内容
名称エッフェル塔
フランス語名Tour Eiffel
所在地フランス・パリ
建設開始1887年1月
完成1889年3月31日
建設期間2年2か月5日
当初の塔本体の高さ300m
現在の高さ330m(アンテナを含む)
主な構造材料
建設目的1889年パリ万国博覧会
名前の由来ギュスターヴ・エッフェル

エッフェル塔は当初「300メートル塔」とも呼ばれていました。その後、放送・通信設備のアンテナが追加されたことで高さが変化し、2022年には新しいデジタルラジオ用アンテナの設置によって330mとなりました。

エッフェル塔はなぜ建てられた?

エッフェル塔が建設された大きな理由は、1889年にパリで開催された万国博覧会です。

この万国博覧会はフランス革命から100周年にあたる年に開催されました。

会場のシンボルとなる巨大な建造物として計画されたのが、高さ300mの鉄塔です。エッフェル塔は万国博覧会の巨大な入口としての役割も担いました。

当時としては300m級の建造物を建設すること自体が非常に大きな技術的挑戦でした。

完成したエッフェル塔は万国博覧会の目玉となり、1889年の会期中だけでも約195万人が訪れています。

「エッフェル塔」という名前の由来

エッフェル塔という名前は、フランスの技術者・建設事業家であるギュスターヴ・エッフェル(Gustave Eiffel)に由来します。

ただし、「エッフェルが一人で塔を設計した」という理解は正確ではありません。

高さ300mの塔という基本的なアイデアを考案したのは、エッフェルの会社に所属していた技術者モーリス・ケクランとエミール・ヌーギエです。

さらに建築家ステファン・ソーヴェストルが意匠面に関わり、プロジェクトが具体化されていきました。

ギュスターヴ・エッフェルは、この計画を実現へと導いた中心人物でした。そのため、塔には彼の名前が付けられています。

エッフェル塔はどのように建設された?

エッフェル塔の工事は1887年1月26日に始まりました。

巨大な建造物でありながら、完成までにかかった期間はわずか2年2か月5日です。

この短期間で建設できた理由の一つが、部材を工場で精密に製造してから建設現場で組み立てる方法です。

塔には約18,000点の金属部品が使用され、それらを約250万本のリベットによって接合しました。

鉄の重量だけでも約7,300トンに達します。

1889年3月31日に塔が完成すると、ギュスターヴ・エッフェルは塔の頂上にフランス国旗を掲げました。

完成当時は世界一高い建造物だった

エッフェル塔は完成すると、当時世界で最も高い建造物となりました。

それ以前に人類が建設してきた建造物と比較しても、300mという高さは圧倒的でした。

エッフェル塔は1931年にニューヨークのエンパイア・ステート・ビルディングが完成するまで、約40年以上にわたって世界一高い建造物として知られていました。

鉄骨によって300m級の高さを実現したエッフェル塔は、近代建築や土木技術の発展を象徴する存在でもあります。

建設当時は反対意見もあった

現在では美しいパリの象徴として知られるエッフェル塔ですが、建設当時から歓迎されていたわけではありません。

建設計画が明らかになると、芸術家や文学者などから反対の声が上がりました。

伝統的な石造建築が多いパリの街に巨大な鉄の塔を建設することについて、景観を損なうという批判があったためです。

しかし、完成したエッフェル塔は1889年の万国博覧会で大きな人気を集めました。

結果として、当初の強い批判とは対照的に、次第にパリを代表する建造物として認識されるようになりました。

エッフェル塔は取り壊される可能性があった

現在では考えにくいことですが、エッフェル塔は当初から永久に残されることが保証されていたわけではありません。

ギュスターヴ・エッフェルには、1889年末から20年間にわたって塔を運営する権利が認められていました。その期間が終了した1910年には、塔が撤去される可能性もありました。

エッフェル塔が残される大きな理由の一つとなったのが、無線通信です。

高い塔は電波を送受信するための設備として有用であり、エッフェル塔を利用した無線通信の実験が行われました。

その実用的な価値が認められたことで、エッフェル塔は取り壊されることなく残されました。

その後もラジオやテレビなどの放送設備として活用されています。

エッフェル塔の現在の高さは330m

エッフェル塔は一般的に「高さ300mの塔」として知られていますが、現在の高さはアンテナを含めて330mです。

建設時の塔本体は300mでしたが、その後、頂上にさまざまな放送・通信設備が設置されました。

2000年には高さ324mとなり、2022年3月にはデジタルラジオ「DAB+」用の新しいアンテナが設置されたことで、さらに6m高くなりました。

これによって現在の高さは330mとなっています。

つまり、「エッフェル塔は300m」という説明は塔本体の基本的な高さを示すものであり、現在のアンテナを含めた全高とは異なります。

エッフェル塔は鉄でできている

エッフェル塔の特徴といえば、網目状に組み上げられた巨大な鉄骨構造です。

塔には約7,300トンの鉄が使用されています。

風の影響を考慮した曲線的な形状を持ち、巨大な構造物でありながら、必要以上に材料を使用しない合理的な設計になっています。

また、鉄は気温によって膨張・収縮するため、エッフェル塔の高さも季節や気温によってわずかに変化します。

エッフェル塔はパリを代表する観光名所

現在のエッフェル塔は、世界的に有名な観光名所となっています。

塔には展望施設が設けられており、パリの街並みを高い場所から眺めることができます。

また、夜になるとライトアップされ、時間帯によって多数のライトがきらめく演出も行われます。

1889年には近代的な技術力を示すための建造物として誕生しましたが、現在ではパリやフランスそのものを象徴するランドマークへと変化しています。

エッフェル塔の夜景写真には注意が必要

エッフェル塔そのものは非常に古い建造物ですが、夜間のライトアップについては別途、著作権などの権利関係に注意する必要があります。

特にライトアップされたエッフェル塔の写真や映像を商業目的で利用する場合には、利用方法によって権利処理が必要になる可能性があります。

個人的な観光写真と、広告や商品などで使用する商業利用では扱いが異なる場合があるため、商用コンテンツで使用するときは最新の利用条件を確認することが重要です。

まとめ

エッフェル塔は、1889年のパリ万国博覧会に合わせて建設された高さ300m級の鉄塔です。

ギュスターヴ・エッフェルの名前を冠していますが、基本構想にはモーリス・ケクランやエミール・ヌーギエなどの技術者も深く関わっています。

完成当時は世界一高い建造物となり、19世紀の技術力を象徴する存在となりました。

一方で、建設当初には景観上の理由などから強い反対意見があり、さらに将来的には撤去される可能性もありました。しかし、無線通信などに利用できる実用性が評価され、塔は残されることになります。

その後、ラジオやテレビなどのアンテナが追加され、2022年には全高330mとなりました。

万国博覧会のために造られた巨大な鉄塔が130年以上にわたって残り、現在では世界中の人々が知るパリの象徴となっているのです。

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