那覇空港は、沖縄県那覇市にある国管理の拠点空港です。沖縄本島と日本各地を結ぶだけでなく、県内の離島や海外への航空路線も発着しており、沖縄県の航空交通を支える重要な役割を担っています。
沖縄旅行で利用する機会の多い空港ですが、民間航空と自衛隊が使用していることや、2本の滑走路を備えていることなど、さまざまな特徴があります。
この記事では、那覇空港の基本情報や特徴、アクセス、歴史などをわかりやすく解説します。
那覇空港とは
那覇空港は、沖縄県那覇市に位置する空港です。
空港法における「拠点空港」に分類されており、国土交通大臣が設置・管理する国管理空港の一つです。
英語では「Naha Airport」と表記され、IATA空港コードには「OKA」が割り当てられています。
沖縄本島と日本各地を結ぶ国内線のほか、沖縄県内の離島路線、海外を結ぶ国際線も発着しています。
那覇空港の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 那覇空港 |
| 読み方 | なはくうこう |
| 英語名 | Naha Airport |
| 所在地 | 沖縄県那覇市 |
| IATA空港コード | OKA |
| 区分 | 拠点空港(国管理空港) |
| 滑走路 | 2本 |
| A滑走路 | 3,000m × 45m |
| B滑走路 | 2,700m × 60m |
| 運用時間 | 24時間 |
那覇空港は沖縄県の観光だけでなく、県民の移動や物流などを支える重要な社会基盤でもあります。
那覇空港の特徴
沖縄の空の玄関口
那覇空港の大きな特徴は、沖縄県内外を結ぶ航空交通の中心となっていることです。
東京、大阪、名古屋、福岡など国内の主要都市との路線があり、本州・北海道・四国・九州など各地域から沖縄本島への移動に利用されています。
沖縄県内では、石垣島、宮古島、久米島、北大東島、南大東島、与那国島などを結ぶ路線もあります。
そのため、沖縄本島への玄関口であるだけでなく、離島へ移動する際の航空交通の拠点としても重要です。
国際線も発着している
那覇空港には国際線も発着しています。
韓国、中国、台湾、香港など東アジアの都市を中心として、海外との航空ネットワークが形成されています。
国際線の就航都市や航空会社、運航便数などは時期によって変更されるため、実際に利用する際には最新の運航情報を確認する必要があります。
那覇空港には2本の滑走路がある
那覇空港には、A滑走路とB滑走路の2本があります。
A滑走路は長さ3,000m、幅45mです。
B滑走路は長さ2,700m、幅60mで、航空需要への対応などを目的として沖合に整備され、2020年3月に供用が開始されました。
第2滑走路の整備によって、那覇空港は2本の滑走路を利用した運用が可能になりました。
那覇空港と自衛隊の関係
那覇空港では民間航空機だけでなく、自衛隊の航空機も運用されています。
空港区域には航空自衛隊那覇基地があり、自衛隊の施設が設けられています。
そのため、那覇空港を利用した際に、旅客機だけでなく自衛隊機を目にすることがあります。
一般的な旅客空港としての役割に加え、自衛隊の航空活動にも使用されている点は那覇空港の特徴の一つです。
那覇空港の旅客ターミナル
那覇空港の旅客ターミナルでは、国内線と国際線を利用できます。
現在のターミナルは国内線エリアと国際線エリアがつながっており、館内を移動して乗り継ぐことができます。
基本的なフロア構成は、1階が到着ロビー、2階が出発ロビー・搭乗待合室、3階がチェックインロビーです。4階にはレストランなどがあります。
国内線と国際線のチェックインカウンターは3階に配置されています。
国内線から国際線への乗り継ぎも可能
那覇空港では、国内線と国際線の間をターミナル内で移動できます。
国内線で到着した場合は国内線エリアの1階到着ロビーに到着し、国際線を利用する場合は国際線エリアの3階チェックインカウンターなどへ移動します。
逆に国際線から国内線へ乗り継ぐ場合も、入国など必要な手続きを終えた後、国内線エリアへ移動できます。
ただし、航空会社や航空券の種類などによって乗り継ぎに必要な手続きが異なる場合があります。
那覇空港から市内へのアクセス
那覇空港は那覇市内に位置しており、市街地への交通手段が用意されています。
代表的な移動手段には、沖縄都市モノレール「ゆいレール」、バス、タクシー、レンタカーなどがあります。
ゆいレール
公共交通機関を利用して那覇市中心部へ移動する場合に便利なのが、ゆいレールです。
那覇空港駅と旅客ターミナルは連絡通路で接続されています。
ゆいレールを利用すると、県庁前、牧志、おもろまち、首里などの方面へ移動できます。
バス
那覇空港からは各方面へ向かうバスも利用できます。
那覇市内への移動だけでなく、沖縄本島の中部・北部方面へ向かう際にも利用されます。
路線や運行状況は変更される場合があるため、利用時には最新情報の確認が必要です。
タクシー
到着ロビーから空港の外へ出ると、タクシー乗り場があります。
荷物が多い場合や、目的地まで直接移動したい場合に便利な交通手段です。
レンタカー
沖縄本島を広範囲に観光する場合には、レンタカーも代表的な移動手段です。
ただし、レンタカー会社によって受付方法や営業所までの移動方法などが異なります。利用する場合は予約したレンタカー会社の案内を事前に確認しておくと安心です。
那覇空港では食事や買い物もできる
那覇空港の旅客ターミナルには、飲食店やショップなどの商業施設があります。
沖縄料理を扱う飲食店や、沖縄のお菓子・食品・特産品などを扱う店舗があり、出発前の食事やお土産の購入にも利用できます。
そのため那覇空港は、飛行機に乗るためだけの施設ではなく、旅行の最後まで沖縄の商品や食文化に触れられる場所でもあります。
那覇空港の歴史
那覇空港の起源は、1933年に旧日本海軍によって設置された小禄飛行場にあります。
第二次世界大戦後は米軍の管理下に置かれました。
1972年5月15日の沖縄の本土復帰に伴って日本側に引き継がれ、那覇空港として整備が進められました。
その後、航空需要の増加に対応するため、滑走路や旅客ターミナルなどの整備が続けられています。
1986年には現在のA滑走路が3,000mへ延長されました。
1999年には新しい国内線旅客ターミナルビルが供用を開始し、2014年には新しい国際線旅客ターミナルビルが供用を開始しました。
2019年には国内線と国際線のターミナルを結ぶ際内連結ターミナル施設が供用され、2020年にはB滑走路が供用を開始しています。
那覇空港の空港コード「OKA」とは
航空券の予約画面や手荷物タグなどでは、那覇空港が「OKA」と表示されることがあります。
OKAは、国際航空運送協会が空港ごとに設定している3文字のIATA空港コードです。
国内の主要空港では、羽田空港が「HND」、成田国際空港が「NRT」、関西国際空港が「KIX」、福岡空港が「FUK」などとなっています。
航空券を検索するときに「OKA」と入力することで、那覇空港を指定できる航空券予約サービスもあります。
那覇空港が沖縄にとって重要な理由
沖縄県は多数の島々から構成されているため、航空交通は県内外の移動において重要な役割を持っています。
那覇空港は本土と沖縄本島を結ぶだけでなく、本島と離島を結ぶ航空ネットワークの拠点でもあります。
さらに、国内外から観光客を受け入れる沖縄県にとって、観光産業を支える重要な交通インフラでもあります。
人の移動だけでなく貨物輸送にも利用されており、沖縄県の経済活動や県民生活を支える空港といえます。
まとめ
那覇空港は、沖縄県那覇市にある国管理の拠点空港です。
国内の主要都市と沖縄を結ぶ路線に加え、沖縄県内の離島路線や国際線も発着しており、沖縄県の航空交通における中心的な役割を担っています。
A滑走路とB滑走路の2本を備え、国内線と国際線を利用できる旅客ターミナルも整備されています。
また、ゆいレールやバス、タクシーなどを利用して那覇市内や沖縄本島各地へ移動できるため、沖縄観光の出発点としても重要です。
那覇空港は観光客の玄関口であると同時に、離島交通、物流、県民生活などを支える沖縄県の重要な交通インフラです。

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