サハラとは何を意味するのか
「サハラ砂漠」という名前を耳にしたことはありますか?
実は「サハラ(Sahara)」はアラビア語 ṣaḥrāʼ(صحراء) に由来し、その意味はズバリ 「砂漠」。
つまり直訳すると「サハラ砂漠」は 「砂漠砂漠」 ということになります。
なぜ「砂漠」を重ねるのか?
日本語では「サハラ」だけだとピンとこない人も多いため、あえて「砂漠」を付けて「サハラ砂漠」と呼ぶようになりました。
同じように、英語でも “Sahara Desert” と表現します。
言語の違いを越えて、より分かりやすくするための「重複表現」なのです。
実は身近な例がたくさん
この「重複表現」は、ほかにも身近に存在します。
- ナイル川:ナイルは元々「川」の意味。→「川川」
- モンブラン山:フランス語 Mont Blanc は「白い山」。→「白い山山」
- 富士山山頂:すでに「山」と付いているのに「山頂」でさらに強調。
こうした重複は、意味を分かりやすくするためや、呼び慣れた言い方を維持するために生まれています。
まとめ
「サハラ砂漠」は直訳すると「砂漠砂漠」ですが、実際には「サハラ」という固有名詞に「砂漠」という説明を重ねている表現です。
世界最大級の砂漠の名前の裏に、こんな言葉の面白さが隠れているのです。
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