会社のニュースで「○○会社が上場しました」という言葉を聞いたことはありませんか?
でも、上場ってなに? と聞かれると、大人でもうまく説明できないことがあります。
今回は、小学5年生でもイメージできるように、やさしく解説します。
上場って一言でいうと?
会社の「株(かぶ)」を、みんなが買えるようにすることです。
株というものを世の中に広く売り出し、だれでもその会社を “応援(おうえん)” できる仕組みを作る…
それが 上場 です。
そもそも株(かぶ)ってなに?
株は、かんたんに言うと…
- 会社の持ち主の一部になれるカード
- 株を持っている人は「株主(かぶぬし)」と呼ばれる
たくさん集めると、その会社がやることに意見を言えるようになったり、会社が利益を出せば「配当(はいとう)」というお金がもらえることもあります。
会社はなぜ上場するの?
会社はお店を増やしたり、新しい商品を作るときに たくさんのお金 が必要です。
そこで、株を売ってお金を集めます。
上場すると、
- いろんな人が株を買える
- 多くの人からお金を集めやすくなる
- 会社の名前が広まりやすくなる
といったメリットがあります。
上場すると何が起きるの?
■ 1. みんなが株を買えるようになる
証券取引所(しょうけんとりひきじょ)という“株の市場(いちば)”に株が並び、
だれでも売り買いできるようになります。
■ 2. 会社の情報を公開しなければならない
上場すると、会社はルールにしたがって
「どれくらいお金をもうけたか」「どんな事業をしているか」などの情報を公表します。
これは、株を買う人が安心できるようにするためです。
■ 3. 株主(かぶぬし)の意見も大事になる
多くの人がお金を出して応援してくれているので、
会社は株主の意見も尊重する必要があります。
上場を“身近なたとえ”でいうと…
● 上場していない会社
家族や仲間だけで運営している「こじんまりしたお店」
● 上場している会社
町のみんなや、たくさんの人がお金を出し合って応援してくれる
「大きくて有名なお店」
というイメージです。
まとめ:上場は“会社が大きくなるためのステップ”
- 上場=株を世の中に広く売り出すこと
- 目的=会社の成長に必要なお金を集めるため
- 上場すると、だれでも株を買える
- 会社は情報公開などのルールを守る必要がある
上場は、会社がさらに大きく成長するための大切なステップなのです。

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