ソルビットとは?甘味料としての特徴と注意点をわかりやすく解説

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「ソルビット」という名前を、シュガーレスガムやキャンディの原材料表示で見かけたことはありませんか?
健康志向の高まりとともに使用が広がっている成分ですが、実際にはどのようなものなのでしょうか。

本記事では、ソルビットの正体・特徴・メリット・注意点まで、基礎から整理して解説します。


ソルビットとは?

ソルビット(正式名称:ソルビトール)は、糖アルコールの一種です。
ブドウ糖(グルコース)を還元して作られ、自然界ではリンゴや梨、桃などの果物にも含まれています。

主な特徴

  • 甘さは砂糖の約60%
  • カロリーは砂糖よりやや低い(約2.6kcal/g)
  • 血糖値を上げにくい
  • 虫歯菌のエサになりにくい

甘味料でありながら、「砂糖とは少し性質が違う」のがポイントです。


どんな用途に使われている?

1. 食品分野

  • シュガーレスガム
  • キャンディ
  • ゼリー
  • ダイエット食品

甘味だけでなく、しっとり感を保つ保湿作用もあるため、食品の品質保持にも役立っています。

2. 医薬品

ソルビットは浸透圧を利用して腸に水分を集める作用があり、便秘薬(浸透圧性下剤)としても使われています。

3. 化粧品・日用品

  • 化粧水
  • 歯磨き粉

水分を保持する働きがあるため、保湿成分として配合されます。


ソルビットのメリット

① 血糖値への影響が小さい

砂糖に比べて吸収がゆるやかで、血糖値の急上昇を起こしにくい特徴があります。

② 虫歯になりにくい

虫歯菌はソルビットを分解しにくいため、シュガーレス製品に多く使われています。

③ カロリーがやや控えめ

完全なノンカロリーではありませんが、砂糖よりは低カロリーです。


注意点:摂りすぎに要注意

ソルビットは小腸で完全には吸収されません。そのため、過剰摂取すると腸内で水分を引き込み、下痢や腹部膨満感を引き起こすことがあります。

ガムやキャンディを一度に大量に食べると、お腹がゆるくなるのはこのためです。

製品パッケージに
「食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります」
と記載されているのは、ソルビットなどの糖アルコールが含まれているためです。


他の糖アルコールとの違い

成分甘さカロリー特徴
ソルビット約60%約2.6kcal/g保湿性が高い
キシリトールほぼ砂糖と同等約3kcal/g虫歯予防効果が高い
エリスリトール約70%ほぼ0kcal体内吸収されやすい

それぞれに特性があり、用途によって使い分けられています。


まとめ

ソルビットは、

  • 甘さ控えめ
  • 血糖値を上げにくい
  • 虫歯になりにくい
  • 保湿効果がある

といった特徴を持つ実用性の高い糖アルコールです。

一方で、摂りすぎるとお腹がゆるくなるという注意点もあります。
健康に配慮した甘味料ではありますが、「適量を守ること」が大切です。

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