テザリングとは
テザリング(Tethering)とは、スマートフォンなどのモバイル端末をインターネット回線の中継点(ルーター)として利用し、他の機器をインターネットに接続する機能のことです。
パソコン、タブレット、ゲーム機などを、スマートフォンの通信回線(4G/5G)経由でオンラインにできます。
自宅や外出先でWi-Fi環境がない場合でも、スマートフォンがあればインターネットに接続できる点が大きな特徴です。
テザリングの仕組み
テザリングでは、スマートフォンが次の2つの役割を同時に担います。
- モバイル回線の受信:携帯キャリアの4G/5G通信を利用
- 通信の再配布:Wi-FiやUSB、Bluetoothを使って他の端末へ共有
これにより、接続先の端末はあたかもWi-Fiルーターに接続しているかのように通信できます。
テザリングの主な種類
1. Wi-Fiテザリング
スマートフォンを簡易Wi-Fiルーターとして使う方法です。
最も一般的で、複数台同時接続が可能です。
- メリット:設定が簡単、汎用性が高い
- デメリット:バッテリー消費が大きい
2. USBテザリング
USBケーブルでスマートフォンとPCを直接接続します。
- メリット:通信が安定、充電しながら使える
- デメリット:有線接続のみ、PC向け
3. Bluetoothテザリング
Bluetooth通信を利用して接続します。
- メリット:省電力
- デメリット:通信速度が遅め、設定がやや複雑
テザリングの利用シーン
テザリングは、次のような場面で特に役立ちます。
- 外出先でノートPCを使った作業をしたいとき
- カフェや移動中に安全な通信環境を確保したいとき
- 自宅の固定回線が一時的に使えないとき
- タブレットやゲーム機をネットに接続したいとき
テザリング利用時の注意点
データ通信量
テザリングで使われる通信量は、スマートフォンのデータ通信量に含まれます。
動画視聴やオンライン会議は、短時間でも大量のデータを消費するため注意が必要です。
バッテリー消費
特にWi-Fiテザリングはバッテリー消費が激しく、長時間の使用には不向きです。
契約プランの制限
キャリアによっては、テザリングに
- 追加料金
- 速度制限
- 月間上限
が設定されている場合があります。事前に契約内容を確認しましょう。
テザリングとモバイルWi-Fiの違い
| 項目 | テザリング | モバイルWi-Fi |
|---|---|---|
| 機器 | スマートフォン | 専用端末 |
| 手軽さ | 非常に高い | 端末持ち歩きが必要 |
| 通信安定性 | やや不安定 | 比較的安定 |
| バッテリー | スマホを消費 | 専用バッテリー |
短時間・臨時利用ならテザリング、長時間・複数人利用ならモバイルWi-Fiが向いています。
まとめ
テザリングとは、スマートフォンの通信回線を使って他の機器をインターネットに接続する便利な機能です。
特別な機器が不要で、設定も簡単なため、外出先や緊急時に非常に重宝します。
ただし、通信量やバッテリー消費には注意が必要です。用途や利用時間に応じて、テザリングと他の通信手段を使い分けることが重要と言えるでしょう。


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