サッカー中継でよく耳にする「アディショナルタイム」。
試合終盤に表示される「+3分」「+5分」といった数字に、ハラハラした経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アディショナルタイムの意味や決まり方、ロスタイムとの違い、そして近年増えている理由までをわかりやすく解説します。
アディショナルタイムとは?
アディショナルタイム(Additional Time)とは、
サッカーの前半・後半それぞれの規定時間(通常45分)に追加される時間のことです。
日本語では「追加時間」と呼ばれ、
以前は「ロスタイム」という言い方が一般的でした。
正式には「失われた時間(Lost Time)」を補うための時間という位置づけになります。
なぜアディショナルタイムがあるのか?
サッカーの試合は45分×2本=90分ですが、
その間ずっとボールが動いているわけではありません。
試合中には以下のような中断が発生します。
- 選手交代
- ゴール後のセレモニーや再開準備
- ケガの治療
- VAR(ビデオ判定)
- 時間稼ぎ行為
これらによって「実際にプレーされていない時間」が生まれます。
その分を補うのがアディショナルタイムです。
誰が、どうやって決めている?
アディショナルタイムは主審(レフェリー)の裁量で決定されます。
試合終盤になると、第4審判が電光ボードで
+3分
+5分
と掲示します。
ただし重要なポイントは、
表示された時間は“最低限の追加時間”である
ということです。
例えば「+4分」と表示されても、その4分間の中でケガや交代があれば、さらに延びることがあります。
ロスタイムとの違いは?
実は意味はほぼ同じです。
- ロスタイム=失われた時間(和製英語的表現)
- アディショナルタイム=追加時間(国際的な正式表現)
現在は国際的な呼称に合わせて「アディショナルタイム」が主流になっています。
近年、追加時間が長くなっている理由
近年の国際大会では、10分以上の追加時間が表示されることも珍しくありません。
背景には以下の要因があります。
- VAR判定の増加
- ゴール後のセレブレーション時間
- 明確な時間管理の徹底
特に2022年の FIFAワールドカップカタール大会 では、
実際のプレー時間をより正確に確保する方針が取られ、追加時間が長くなる傾向が目立ちました。
アディショナルタイムは“もう一つの試合”
アディショナルタイムは単なるおまけではありません。
- 劇的な同点ゴール
- 逆転弾
- 試合を決定づけるPK
数々のドラマが生まれてきました。
終了間際まで集中力を保つことができるチームこそ、勝利をつかむ可能性が高まります。
まとめ
アディショナルタイムとは、
- 試合中に失われた時間を補うための追加時間
- 主審の裁量で決定される
- 表示時間は最低保証時間
- 近年はVARなどの影響で長くなる傾向
試合終了間際の攻防は、サッカーの最大の醍醐味ともいえる瞬間です。
次に観戦するときは、
「なぜこの時間が追加されたのか?」という視点でも見てみると、より深く楽しめるはずです。

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