バスケットボールには「5人制」だけでなく、3人制の公式競技があることをご存じでしょうか。
それが 3×3(スリーエックススリー) です。
ストリートバスケをルーツに持ちながら、現在は国際連盟によって競技化され、オリンピック種目にもなっています。本記事では、3×3の基本ルール、5人制との違い、そして競技としての魅力を整理します。
3×3とは?
3×3は、FIBA(国際バスケットボール連盟)が統括する3人制バスケットボールの正式名称です。
基本ルール
- 人数:3人(交代は1名)
- コート:ハーフコート
- ゴール:1基
- 試合時間:10分(または21点先取)
- ショットクロック:12秒
- 得点:アーク内1点/アーク外2点
最大の特徴は、試合時間が短く、ポゼッションが非常に速いことです。
5人制との違い
| 項目 | 3×3 | 5人制 |
|---|---|---|
| コート | ハーフ | フル |
| 人数 | 3人 | 5人 |
| 試合時間 | 10分 | 40分 |
| ショットクロック | 12秒 | 24秒 |
| 得点 | 1点/2点 | 2点/3点 |
| 試合の流れ | 短時間ハーフコート攻防の連続 | トランジション+セット |
「速攻競技」ではない
3×3はテンポが速いですが、単なる速攻バスケではありません。
実態は、
- 1on1(アイソレーション)
- ピック&ロール
- ハンドオフ
- 即時判断による完結型オフェンス
といった、短いハーフコートオフェンスの連続です。
12秒という制限の中で、迷いなく完結させる能力が問われます。
3×3の魅力
1. 判断力がそのまま結果に出る
人数が少ないため、1人のミスや判断遅れが即失点につながります。
逆に言えば、個の能力がダイレクトに勝敗を左右する競技です。
2. 観戦しやすい
10分で完結し、21点先取のため展開が明確。
初めて見る人でも流れを追いやすいのが特徴です。
3. 都市型スポーツとの相性
3×3は屋外開催や音楽演出との親和性が高く、
FIBA 3×3 World Tourなどではエンターテインメント性の高い演出も行われています。
また、2020年の東京大会からはオリンピック正式種目となりました。
5人制経験者が感じる違い
5人制経験者が3×3に入ると、次の点に戸惑うことが多いです。
- ヘルプが遅れると即失点
- 交代が少なく疲労が大きい
- ポゼッションが止まらない
- 戦術より即断が優先される
つまり、「読む力」より「即決力」が求められる場面が増えます。
まとめ
3×3は、
- ハーフコート
- 3人制
- 12秒ショットクロック
- 21点先取または10分
という明確なフォーマットの中で、
判断速度と1プレーの完成度を極限まで高めた競技です。
5人制とは異なる魅力があり、育成年代にとっても非常に価値のある環境と言えるでしょう。

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