「猪突猛進(ちょとつもうしん)」という言葉を耳にしたことはあっても、正確な意味や使いどころを説明できる人は意外と多くありません。
この記事では、猪突猛進の意味や語源、使い方、注意点までをわかりやすく解説します。
猪突猛進とは?
猪突猛進とは、
周囲の状況や結果を深く考えず、勢いだけで目標に向かって突き進むことを意味する四字熟語です。
冷静な判断や慎重さを欠いた行動を指す場合が多く、やや否定的なニュアンスを含みます。
語源と由来
「猪突猛進」は、
猪(いのしし)が前だけを見て、脇目も振らずに突進する様子から生まれた表現です。
猪は一度走り出すと止まりにくい動物と考えられており、その姿が
- 周囲が見えなくなる
- 危険を顧みず進む
といった人間の行動に重ねられました。
使い方と例文
猪突猛進は、人の性格や行動を評する際によく使われます。
例文
- 彼は目標に向かって猪突猛進するあまり、周囲との調整を怠ってしまった。
- 猪突猛進では成功しない。計画性が重要だ。
- 若い頃は猪突猛進だったが、経験を積んで慎重さを学んだ。
良い意味?悪い意味?
猪突猛進は基本的に否定的な意味で使われますが、文脈によっては評価が分かれます。
否定的な意味
- 無計画
- 周囲が見えていない
- トラブルを招きやすい
肯定的に捉えられる場合
- 行動力がある
- 迷わず挑戦する
- 情熱的
このように、使い方次第では「大胆さ」や「勢い」を表す言葉として使われることもあります。
類義語・対義語
類義語
- 直情径行(ちょくじょうけいこう):感情のままに行動すること
- 盲進(もうしん):先を考えずに進むこと
- 一直線:寄り道せず進む様子
対義語
- 用意周到:準備が行き届いていること
- 慎重沈着:落ち着いていて判断が冷静なこと
- 冷静沈着:感情に流されない態度
日常生活での使われ方
猪突猛進は、以下のような場面で使われることが多い言葉です。
- 仕事で結果を急ぎすぎる人への評価
- 若さゆえの行動を振り返る場面
- スポーツや挑戦の姿勢を語るとき
特に人物評として使う場合は、批判的に聞こえる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
猪突猛進とは、
考えるより先に行動し、勢いだけで突き進むことを表す四字熟語です。
行動力の象徴として評価される場合もありますが、
多くの場合は「慎重さを欠いている」という意味で使われます。
言葉のニュアンスを理解したうえで、文脈に合った使い方を心がけましょう。


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