私たちの身の回りには、目には見えない光が数多く存在しています。その代表例が「赤外線」です。
リモコン、体温測定、防犯カメラ、医療機器など、赤外線は現代社会に欠かせない技術として幅広く利用されています。
この記事では、
- 赤外線の基本的な意味
- 可視光や紫外線との違い
- 赤外線の種類
- 私たちの生活での活用例
について、専門知識がなくても理解できるように解説します。
赤外線とは何か
赤外線(Infrared Radiation)とは、電磁波の一種で、可視光の赤色よりも波長が長い光のことを指します。
人間の目では見ることができませんが、熱として感じる性質を持っています。
たとえば、
- 日なたにいると暖かく感じる
- ストーブや焚き火の前で熱を感じる
これらは赤外線による影響です。
赤外線の位置づけ(光の仲間)
光は「電磁波」と呼ばれるエネルギーの一種で、波長の長さによって分類されます。
| 種類 | 波長 | 特徴 |
|---|---|---|
| 紫外線 | 短い | 日焼け・殺菌作用 |
| 可視光 | 中間 | 人の目で見える光 |
| 赤外線 | 長い | 熱として感じる |
赤外線は、可視光と電波の中間に位置する存在です。
赤外線の主な特徴
赤外線には、次のような特徴があります。
- 目には見えない
- 物体の温度に応じて放射される
- 暗闇でも検知できる
- 空気中を直進しやすい
特に重要なのは、温度を持つ物体は必ず赤外線を放出しているという点です。
人間の体も例外ではありません。
赤外線の種類
赤外線は、波長の長さによって大きく3つに分けられます。
近赤外線
- 波長が短め
- リモコンや通信技術に利用
- ガラスを透過しやすい
中赤外線
- 温度検知に適している
- 産業用センサーなどで使用
遠赤外線
- 波長が長く、体を温める作用が強い
- 暖房器具や健康機器で利用されることが多い
赤外線の身近な活用例
家電・日用品
- テレビやエアコンのリモコン
- 人感センサー付き照明
医療・健康分野
- 非接触体温計
- 赤外線治療器
防犯・監視
- 暗視カメラ
- 夜間監視用カメラ
産業・研究分野
- サーモグラフィー
- 設備点検・異常検知
赤外線は「見えないものを可視化する」技術として、さまざまな場面で活躍しています。
赤外線と紫外線の違い
混同されやすい赤外線と紫外線ですが、性質は正反対です。
| 項目 | 赤外線 | 紫外線 |
|---|---|---|
| 波長 | 長い | 短い |
| 主な作用 | 加熱・検知 | 日焼け・殺菌 |
| 人体への影響 | 比較的穏やか | 強すぎると有害 |
どちらも目に見えない光ですが、用途や影響は大きく異なります。
まとめ
赤外線とは、
- 目には見えないが熱として感じられる光
- 私たちの生活を支える重要な技術
- 家電・医療・防犯・産業など幅広く活用されている
という特徴を持つ存在です。
普段は意識することが少ない赤外線ですが、知ってみると私たちの生活に深く関わっていることが分かります。
身の回りの「見えない技術」に目を向けるきっかけとして、ぜひ覚えておきたい知識です。


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