普段の生活で欠かせない ダンボール。
引っ越しや宅配便などで当たり前のように使っていますが、ふと「ダンボールの“ボール”って何だろう?」と思ったことはありませんか?
「ボール=球体(ball)」を連想する人もいるかもしれませんが、実は全く別の意味なのです。
ダンボールの語源
「ダンボール」という言葉は、2つの要素から成り立っています。
- ダン(段)
真ん中にある波型の紙を指します。この波型は「フルート」とも呼ばれ、強度を高める役割があります。段々になっているので「段」なのです。 - ボール(board)
英語の「board(ボード)」が語源です。これは「厚紙・板紙」という意味で、硬くしっかりした紙を指します。
日本語に取り入れられたときに「ボード」が「ボール」と呼ばれるようになりました。
つまり、ダンボールは 「段々になった厚紙」 という意味なのです。
「ボール=球」ではない
「ボール」と聞くと、野球やサッカーのボールを思い浮かべがちですが、ここでは全く関係ありません。
「board(ボード)」がなまって「ボール」と発音されるようになっただけで、もともとは 紙の板 を意味しています。
まとめ
- ダンボールの「ダン」は段々の波型の紙。
- 「ボール」は英語の「board(厚紙・板紙)」が由来。
- 「球体のボール」とは無関係。
私たちが日常的に使っているダンボールは、紙の工夫と英語の言葉が合わさってできた名前なのです。
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