「つぶしがきく」とは?
日常会話や就職活動の場面で「このスキルはつぶしがきく」といった表現を耳にすることがあります。
意味は「どこでも通用する」「他の分野でも役立つ」ということ。
たとえば英語力やパソコンスキル、人との交渉力などは、業界を問わず役立つので「つぶしがきく」とされます。
語源について
「つぶしがきく」の「つぶし」は、職人の言葉に由来します。
- 金属を「つぶす」と、別の形に加工できる
- その技術を持っていれば、他の仕事にも応用できる
つまり「つぶして別のものに作り替えられる」ことから、
「ひとつの専門にこだわらず、他の仕事にも生かせる」という意味へ広がりました。
使用例
- 「営業職の経験は人と話す力が身につくから、他の職種でも つぶしがきく」
- 「英語を学んでおけば海外勤務でも国内勤務でも役立つ。だから つぶしがきく スキルだ」
一方で「つぶしがきかない」と言えば、その道以外では役立てにくい特殊なスキルや経験を指します。
まとめ
「つぶしがきく」という言葉には、職人が金属をつぶして自在に加工するイメージが背景にあります。
そこから転じて、「応用がきく」「どんな分野でも通用する」スキルや経験を表すようになりました。
将来のキャリアを考えるとき、自分の持つスキルが“つぶしがきく”かどうかを意識することは、選択肢を広げるヒントになります。
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